2015年8月15日土曜日

安全弁の構造


真鍮製(黄銅)の安全弁の構造について書きます。
(炭酸製造器キリツボにも、開放弁(安全弁)が取り付けられております。しかし、この真鍮製の安全弁は食品衛生法に適合しないため、キリツボには用いられていません。)



仕様

真鍮製の安全弁は↓写真のような形状をしています。




安全弁は通常、
コンプレッサーや空気配管用の、安全器具として利用が可能です。
この安全弁の接続口サイズは、NPT1/4オスです。
この安全弁の作動圧力(ゲージ圧)は0.65MPa(初期値)です。




内部構造分解
安全弁の分解写真は以下の通りです。(いろんな角度からの写真です)

サイズは、


 そして、各部品の名称と材質は、

・ケーシング(真鍮+クロムメッキ)
・蓋(真鍮+クロムメッキ)
・ロッド(金属箇所:真鍮+クロムメッキ、プラスチック箇所:ポリプロピレン)
・バネ(SUP9Aクロムマンガン鋼)
・キーリング(鉄)



作動圧力変更方法

作動圧力値を調節できるの?」という質問をよくいただきます。お答えいたします。調節可能です。(*ただし、フタのネジ部に噛潰しがあるため、調整作業が容易でないとの指摘をいただいております)




圧力設定値は、1気圧~10気圧(ゲージ圧)まで可能です。
(内部バネの変更をすれば、10気圧以上も可能かもしれません。)
私が試した結果では、作動圧力3気圧、8気圧等が可能でした。(以下gif)














(*記載情報に間違いがある場合は、コメントを下さい。コメントをいただいたうえ正誤をしっかり再検討し、記事を修正いたします。)











以下のリンクも見てください。よろしくお願いします。

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