2015年7月30日木曜日

水温により、どの程度、作製速度が変わるのか?

(このページを見る前に、超炭酸を20円で飲むをご覧ください)



前記事の「基本技術編」にて、「強炭酸はクエン酸と重曹を30ccずつ水は150cc~175cc、超炭酸は45㏄水150cc~175cc」と簡単に説明しました。しかし、これだけの少ない情報では、炭酸飲料の仕上がりを予測するのは、不可能です。

既にご存知の方がいらっしゃるかもしれませんが、仕上がりに影響を及ぼすは、原料の投入量だけではありません。「水温」もまた、重要な要素となります。
(水温と書くと紛らわしいのですが、この記事では、クエン酸と重曹に反応させるための水150ccのことを述べてます。飲料側の水温も影響がありますが、複雑になりますので、別の記事で述べます)

水温と作製速度の関係についてデーターを取りました。炭酸作製の際、このデーターを参考にしていただければと思います。



試験条件

・飲料は水道水500ml、0℃
・重曹およびクエン酸の投入量は30ccと45ccの2パターン
・重曹クエン酸に加える水は150cc
・重曹クエン酸に加える水温は0℃、10℃、20℃、30℃、40℃、50℃の6パターン

・試験中は、器具を振り続けます。右側のボトルでは、最大限に二酸化炭素を発生させ、左側のボトルでは、最大限に二酸化炭素を溶かし続けます。
・30秒ごとに、ゲージ圧(注意:大気圧ではありません)を記録します。
・ゲージ圧0.55MPaに達したら、計測を終了します。


結果(水温と到達ゲージ圧の関係)

投入量や水温に比例して、ゲージ圧の上昇速度は上がりました。
以下に重曹・クエン酸の30cc投入時、45㏄投入時のデータを載せます。


30cc投入時、水温6パターンで測定した結果

炭酸作製の目的が強炭酸であると仮定して評価します。
強炭酸の目安となるゲージ圧0.35MPaを考えると、0℃と10℃は3分以上要し、20℃と30℃は約1分、40℃と50℃は30秒未満となります。
この数字に対する感じ方は、人それぞれなのですが、3分以上というのは時間がかかりすぎなのかもしれません。冬場は水道水の温度が低下しておりますので、10℃以下になっていることがあると思います。その際は、給湯器等を使い水温を上げることをお勧めします。(50℃を超える温度は、厳禁です)


45cc投入時、水温6パターンで測定した結果


炭酸作製の目的が超炭酸であると仮定して評価します。
超炭酸の目安となるゲージ圧は0.5MPaです。0℃、10℃、20℃は3分近く要します。30℃は約1分、40℃は40秒程度です。給湯器等を用い30℃、40℃程度の水を使用することお勧めします。

50℃のときは、上昇スピードがとても速く、たったの20秒で0.5MPaに達します。しかし、0.55MPaに達するのもあっという間なので、おそらく開放弁を働かせてしまいます。注意してください。開放弁の作動時に、トラブル集のルールを守っていない場合(特に開放弁カバーを締めていない場合)、水が散乱する恐れがあります。 50℃の使用はお勧めしません。






以上、水温は、作製速度や仕上がりに大きな影響があります。
炭酸作成時、上記の水温のデータをご利用し、安く・早く、希望の炭酸飲料が作れるよう工夫してください。







(*記載情報に間違いがある場合は、コメントを下さい。)



以下のリンクも見てください。よろしくお願いします。

ものすご~く強い炭酸飲料を、しかも、20円以下で作る方法。(炭酸サーバー)

技術編(キリツボの構成部品、炭酸作成手順の詳細)











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2015年7月29日水曜日

25㎏の大袋を小分けする方法

(この記事をお読みになる前に、超炭酸を20円で飲むをご覧ください)




今回は、扱いにくい大サイズの重曹またはクエン酸の大きく扱いにくいバッグを、小分する方法を記事にしました。
この記事を読むことで、25㎏のお得な価格で原料を購入しつつ、それを便利に扱うことができるようになります。キリツボ炭酸生活を楽しむためにも、しっかり読んでいただければと思っております。

(この記事の流れは、

  • 25kgサイズの弱点!
  • 小分け作業の内容
  • メリット・デメリット


と、なります。)




25kgサイズの弱点!

基礎知識の記事で、重曹やクエン酸を購入する際、「25kgのものを選べば、低価格でお得」ということを紹介させていただきました。しかし、前記事では、扱う上でとても重要なことを述べてませんでした。それは、商品は25kg大サイズであるということです。
(写真は、東ソー株式会社製の重炭酸ナトリウム25㎏です。)

このクラフトバッグの寸法は、おおざっぱに、縦60cm横47cm高さ7cm。
(横幅は、47センチなので、一般人の肩幅より広いサイズです。)
これを持ち運ぶとき、「デカくて重たい」ので、抱えて持つ体勢になります。ものすごく扱いにくいのですね。


炭酸製造器キリツボを利用される方々は、器具や重曹クエン酸を、食器棚や部屋の隅に保管されていることでしょう。そして、炭酸を作る際に、一時的に、それらをテーブルの上などに移動させるはずです。そう考えると、10㎏を超えるバッグを毎回移動するのは現実的ではありません。
また、バッグを常に開放状態にしておくと、「吸湿」や「埃の混入」を招くことになります。

じゃあ、少量の商品を買うかというと、それはコスト増につながってしまうので「×」です。

そこで、ご利用者様に以下のように提案させていただきます。


「25kgの商品が配達されたら、まず、小分けしてください。」




小分け作業の内容

「小分け作業と言われても。。。」とお考えであると思います。
しかし、大丈夫です!簡単な作業なのです。
以下、KIRITSUBO流のやり方を紹介します。(もっと効率の良い方法をご存知である場合は、その方法を実行してください)

1.重曹(クエン酸)25㎏、ビニールシート、小分け用袋、手桶を準備します。

ビニールシートは、粉末がこぼれたときに床に広がらないようにするためのものです。
小分け用袋は、フリーザーバッグのような、厚みのあるものを使用してください。買い物袋のような厚み0.01mm~0.03mmのものは、すぐに破れてしまいます。写真の物は、旭化成のZiplocジップロック フリーザーバッグ 大 36枚入り 27.3cm×26.8cm 0.07mm厚、という製品です。(ホームセンターで400円で売られてました)
手桶は、25㎏バッグに入った粉末を小分け用袋に移すためのものです。容積1ℓ近くのものをお勧めします。これは、コップ、計量カップ、シャベル、スコップ、柄杓等でも代用可能です。写真に写っているものは、イノマタ化学のリーフ手桶という製品です。(100円ショップで売られてました。)

2.ビニールシートを広げ、その上に25㎏バッグの頭を右向きに置き、先端を切り取ります。
右利きの人は、粉の出し入れを容易にするため、取り出し口となる頭を右向きにおきましょう。そして、写真の赤枠の部分を「引きちぎる」か「ハサミ等で切り取りましょう」。(中にはプラスチック厚袋で密封されている粉末が入っています。プラスチック厚袋はまだ切らないようにしましょう)


3.紙を剥き、プラスチック袋をむき出しにし、粉末を袋口から遠ざけます
粉末が紙に隠れていたら、作業しにくいので、中身が見えるように、紙は剥いてしまいましょう。
また、プラスチック袋口(右端)を切った時に、粉末がこぼれてしまわないよう、粉末を袋口から遠ざけましょう。

4.プラスチック袋の先端を切り、手桶を用いて、粉末を小分け袋に移します
手桶等で25㎏バッグの粉末をすくい、ジップロック等小分け袋に移します。移す量はかなり適当でいいと思います。私MR.KIRITUSBOは、2kg~3kg移しています。適当です(正確に丁寧にやると時間が無くなるからです)
小分け袋に移し終えたら、口を閉じましょう。Ziplock等フリーザーバッグにはチャックがついています。

5.手順4の詰め替え作業を25kgバッグが空になるまで繰り返します。
楽な姿勢で、ストレスのないよう適当に、繰り返しやります。5~10分の作業で移し終えます。
私共がやった場合は、25㎏がフリーザーバッグ11袋に納まりました。


6.保管しましょう。ケースに詰める、収納棚に入れる等
小分け袋を管理しやすい場所に置きましょう。例えば、段ボールに詰めて、部屋の片隅に置きます。上の写真に写っている段ボールのサイズは幅44cm、奥32cm、高さ28cmですが、すべての袋を入れてもまだ余裕があります。


このように、重曹のやり方を紹介しましたが、クエン酸も同様に保管ができます。これらは、必要になった時に、1袋ずつ取り出せばよいわけです。さらに、重曹クエン酸は数年の保存が可能なため、めったに炭酸製造をしない方でも、数年かけて全量を消費できることでしょう。また、掃除など調理等の他の使用も可能です。ちなみに、25㎏の重曹・クエン酸だと、500mlの炭酸を、約500本~800本(炭酸強度によります)作れます。



メリット・デメリット

作業内容をご覧になった結果、お気づきだと思いますが、メリットデメリットは、以下の通りです。

メリット
・25㎏サイズの価格で原料を仕入れることができる
・持ち運び(準備作業)の不便さを解消。
・保管管理がしやすくなる。
・吸湿、埃混入を避け、保存状態が良くなる

デメリット
・小分けの作業時間(5~10分)+小分け袋(150円程度)のコスト





(*記載情報に間違いがある場合は、コメントを下さい。)



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ものすご~く強い炭酸飲料を、しかも、20円以下で作る方法。(炭酸サーバー)

技術編(キリツボの構成部品、炭酸作成手順の詳細)











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2015年7月26日日曜日

洗浄について

(この記事を閲覧される前に、超炭酸を20円で作るをご覧ください。)


炭酸製造器キリツボを使用した後は、洗浄しましょう。洗浄をしないとカビ、悪臭の原因になります。
(この記事の流れは


となります)





フィルター付きペットボトルの洗浄


炭酸飲料製造後、フィルター付きペットボトル内には、発泡しているクエン酸3ナトリウム水溶液および沈殿物が入っています。(クエン酸3ナトリウムとは、重層とクエン酸の無毒な化合物です。これは、食品添加物等に用いられています。)

これら水溶液と沈殿物は、炭酸製造には無用なものなので、水道水で洗い流してください
(例えば、
1.ペットボトルを逆さにし、溶液+沈殿を破棄します。(この状態だと沈殿はまだあるので、)
2.ペットボトル口から水道水を注水、ペットボトルの半分程度注水が完了したら、
3.ペットボトルの口を押え、上下に振り、沈殿物を水に溶けこませます。
4.再度ペットボトルを逆さにし、水溶液を捨てます。(沈殿が残っていたら2,3の繰り返し)

)


容器内に溶液や沈殿が残っていると、次の炭酸製造の妨げになりますので、しっかりと洗浄してください。

フィルター付きペットボトル内部は、常に、重曹、クエン酸、クエン酸ナトリウム等の弱酸または弱アルカリにさらされることになります。よって、このペットボトル内部は、炭酸製作時は常に、殺菌状態にあると言えます。よって、洗浄に用いるものは、水道水で十分です。






キリツボ本体の洗浄

炭酸製造後、キリツボ本体の内部には、飲料(またはクエン酸重曹等)が付着しています。(クエン酸重曹については、製造方法が誤った場合付着します。)

この付着は、後の飲料の味に影響を与えます。たとえば、お茶を炭酸化したあと、器具を洗わずにそのまま、水の炭酸化しようとした場合、お茶の成分が水に混入する事でしょう。

炭酸化を終えた後は、キリツボ本体を洗浄することをお勧めします。
お勧めの方法は、
1.フィルター付きボトルの直上のボールバルブを「閉」、
2.飲料ボトルとフィルター付きボトルの間のボールバルブを「開」にしたのち、

3.キリツボ本体を逆さにし、
4.水道水をキャップから注水し、
5.キャップから水があふれるまで水を満たし、

6.逆さ状態のキリツボ本体を再度正立させて、水を抜く、
7.キリツボを左右上下にシェイクして水を切る。


(上記方法は、Mr.KIRITSUBOが実行している方法です。さらに良い方法がありましたら、それを実行してください。)






開放弁カバー、開放弁(外)の洗浄



炭酸製造の際、圧力が6.5MPa近傍に達し、開放弁を作動させてしまうと、開放弁外に、二酸化炭素、飲料が流出し、開放弁カバーにかかります。
この時、開放弁外側および、開放弁カバー内側に飲料が付着した状態になります。

飲料の付着後、何日も放置すると、カビや悪臭の原因になります。開放弁を働かせてしまった場合は、開放弁カバーの内部を洗浄する必要があります。

(洗浄の手順は、たとえば、
1.開放弁カバーを反時計回りにひねり、キリツボ本体から外す、
2.開放弁カバーを水道水で洗う、安全弁を水で洗う
3.カバー、安全弁の水切りをし、
4.カバーをキリツボにしっかり取り付ける。






最後になりますが、洗浄の際は以下の事柄もご注意ください。
  • 洗浄の際、たわしを使用しないでください。研磨により器具を痛めてしまうからです。
  • また、洗浄の際の水温は0℃~50℃までです。50℃以上の水を器具に接触させないでください。器具が劣化するからです。
  • 洗浄時は、基本的に水で十分です。ただし、カビがどうしても気になる場合は、エタノール(アルコール)で除菌することもできます。(キッチンハイター等の塩素系洗浄剤の使用は絶対におやめください。クエン酸と反応し有毒ガスが発生、死亡事故につながる恐れがあるからです。)








(*記載情報に間違いがある場合は、コメントを下さい。)



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キャップ用のパッキンについて(役割、原理、交換手順)

(初めての方へ、この記事を見る前に、まず、超炭酸を20円で作るをご覧ください)


炭酸製造器キリツボを数百回(ご使用の条件により異なります)使用すると、キャップあたりから空気漏れがし、目標の圧力に到達できず、強い炭酸が作れなくなる問題が発生します。


これは、キャップ部とペットボトルの間にある、パッキンが原因です。


ここで解決方法を述べる前に、まずは、パッキンの原理を見ましょう。

( この記事の流れは、

となります。)



パッキンってどんなもの?


このパッキンはポリウレタン(PU)という樹脂で作られており、ゴムのような弾力性能を有しています。黄色がかかった半透明色(写真の物は白っぽいですが基本は黄色透明です)。縦横高さ、すべての方向に変形します

パッキンは図のように、キャップとボトルの間に存在しています

パッキンがキャップに取り付けられている状態を、仮想的に縦に真っ二つに切った面(断面図)で見ると下図のようになります。

仮想的に真っ二つにした時の図(断面図)


パッキンは圧縮変形によって、密閉性能を発揮します

キャップ、ボトル、パッキン、それぞれの表面には肉眼では見えない微小な凹凸があります。そして、しっかりボトルが締めていない状態(パッキンが変形していない状態)だと、凹凸によって生じた隙間から空気漏れが起こります。たとえ微小な凹凸でも、空気は漏れていきます。また、内圧が増えると外部に逃げる空気量は増えます。(下の図は凹凸を強調して表現しています。)


一方、しっかり締められた状態は、ペットボトルがキャップに近づくことになるので、パッキンは圧縮され、変形します。変形したパッキンはキャップおよびペットボトルの凹凸により生じた隙間を埋めます。その結果、空気漏れはなくなるため、密閉状態となります。



ボトルをきつく締めることによる、パッキンへの圧迫力が強くなればなるほど、密閉の成功率は向上します。しかし、パッキンに負荷をかけることになるため、劣化を早める確率も上がります。

ボトルを締める際の力は、個人差があり、正確に断言することはできませんが、
気持ち強めに締めれば密閉はうまくいくでしょう。








パッキンは劣化する?

キャップへのボトル締め付け過程より、パッキンは摩耗および歪(ひずみ)を生じます。その結果、パッキンの密閉性能は使用するたびに落ちていきます。はじめは小さい締め付け力で密閉できていたものが、次第に大きな力で締め付けなければ密閉できなくなります。
パッキンの使用回数は50回~500回です。数字が異なるのは、キャップ、ボットル、パッキンの表面状態やパッキンに加える力が、商品によって異なるためです。
50回程度で使えなくなっても、「パッキンは消耗品である」とあきらめ、交換してください。

ちなみに、キャップとペットボトルのパッキンに接する場所は、締め付けによって痛みません。それは、キャップとペットボトルの材質が、パッキンの物よりもはるかに硬いからです。削れたり、変形するのはパッキンのみなのです。








パッキンの交換方法


1.旧パッキンを外します

千枚通し(または針、爪楊枝、竹串)を準備します。

劣化パッキンの表面を刺します。この時、キャップを傷つけないようにしましょう。間違って、器具を刺さないようにしてください。(器具はパッキンと違い、高価ですから...。)


刺した状態になったら、千枚通しの先端を持ち上げましょう。
もしくは、キャップのネジに合わせ、反時計回りにパッキンを回します。
(この2つの方法のいずれかで外れるはずです。)

外れたら劣化パッキンを捨てましょう。


2.新パッキンを取り付けます

爪楊枝の裏、爪など、先端がとがっていないものを使い、パッキンを軽く押し込みます。
パッキンを、キャップの内側の出っ張り部分(図の赤ライン)まで入れます。(さらに奥まで入っても良いです)

パッキンが上図の位置に達したら、後は、ボトルでねじ込みながら入れます。


これで、交換作業完了です!













(*記載情報に間違いがある場合は、コメントを下さい。)



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2015年7月24日金曜日

困った時の対処法

(初めてこのページにたどり着いた方へ、まずは、20円で作れる超炭酸をご覧ください)


炭酸づくりを楽しんでいるとき、突然の難題が。。。こんなことがあったら、楽しさは台無しです!
そんなときのため「困った時の対処法」をまとめてみました。


それは以下の通りです。


これらのほとんどは、簡単に解決できます。しかし、一部は修理・交換の対象になります。





以下、対処法です。




気圧が上がらない。

2つの原因が考えられます。ひとつは、空気漏れ。ひとつは、原料の問題です。

空気漏れについて

まずはじめに、「空気漏れの箇所」を特定してください。
これは、音で判断することができます。漏出箇所に指を当てると、音が変わります。
該当箇所は、「ペットボトル-キャップ間」「ボールバルブのハンドルと管の間」「キリツボ本体の部品つなぎ目」の3パターンになります。

漏出箇所がペットボトルとキャップの間の場合
1.キャップにパッキンがはめ込まれているかご確認ください。

はめ込まれていない場合は、付属の予備パッキンをお取り付け下さい。(予備品がなくなった場合は、別途パッキンをご購入ください。)(パッキンがはめ込まれているのに解決しない場合は↓)
2.ペットボトルを器具に取り付ける際、しっかりと締まっていなかった可能性があります。しっかり締めて下さい。力の入る良い方法は、左手でキリツボ本体を持ち、右手でペットボトルの底(凹んでいる箇所)に指をはめ込みひねることです。(しっかり締めているのに解決しない場合は↓)
3.パッキンが劣化している可能性があるので、パッキンを新しいものに交換してください。千枚通し等で、旧パッキンを軽く刺し、時計回り回せば外れます。(この時、器具を傷つけないようにしましょう)そして、新しいパッキンをキャップ部に取り付けてください。(それでも解決しない場合↓)
4.KIRITSUBOまでご連絡ください。製造側のミスである場合、修理・交換の対象になります。

漏出箇所がボールバルブのハンドルと管の間の場合
1.「開」時にハンドル部から漏出する場合、一時的に不具合が生じている可能性があります。これを確かめるため、ハンドルを約15°程度ひねってください。

これで、漏れがなくなったら、高い確率で一時的な不具合となります。この漏れ状態についてにおいては、一時的なことが多く、何サイクルかこれを繰り返すうちに、元に戻るケースがほとんどです。(それでも漏出がとまらなかったら)
2.ボールバルブは不良ですので、修理・交換の対象になります。KIRITSUBOまでご連絡ください。

漏出箇所が、キリツボ本体の部品つなぎ目の場合
部品組立時の不良です。修理・交換の対象になります。KIRITSUBOまでご連絡ください



原料の問題について

気圧が上昇しない場合、原料の問題であることがあります。具体的には、「投入原料が間違っている」、「水温が低すぎる」ということです。

投入原料が間違っている
この場合、粉末に水を接触させても泡が発生しません。二酸化炭素発生に必要なものは、重曹、クエン酸、水です。ご確認ください。 それでも、発生しない場合、原料を買い間違えている恐れがあります。キリツボご購入時に、間違った原料が入っていた場合は、KIRITSUBOまでご連絡ください

水温が低すぎる
重曹・クエン酸・水の化学反応の際、水の温度が低い場合、反応が不十分になります。その結果、気圧が十分に上がりません。これは冬場によく見られる現象です。
解決方法は、ぬるま湯を使用すること。ただし、水温は必ず50℃未満にしてください。











原料を切らしてしまった

商品パッケージには付属品として、1kgの重曹とクエン酸が含まれますが、500mlの炭酸水を約30本作り終えたころ、これらを切らしてしまうことでしょう。その場合は、webショップで新たにご購入ください。(2015年現在、KIRITSUBOはクエン酸と重曹の販売をしておりません。他店の物をご購入ください)。
重曹は、「重炭酸ナトリウム」「炭酸水素ナトリウム」とも呼ばれています。これらは、すべて一緒です。
クエン酸は「クエン酸(無水)」「クエン酸(結晶)」があります。できれは、「クエン酸(無水)」をご購入ください。












付属品を切らしてしまった


キャップ-ボトル間のパッキンは50~500回で使えなくなるため、交換つまり消費してしまいます。商品に予備パッキンを加えてありますが、いずれなくなってしまいます。もし切らしてしまった場合、別途ご購入ください。
その他付属品(ロート、計量スプーン、計量カップ)を破損、紛失した場合も、別途ご購入ください。










安全弁が働きすぎ


安全弁が働くとき、「コン!」という音と共に、水しぶき、急激な減圧が生じることがあります。
原因として、「開放弁カバーがしっかり締められていない」、または「昇圧が早い状態で開放弁作動圧に達した」ことが挙げられます。製品そのものに問題があるわけではございません。

開放弁カバーにおきましては、別記事の厳禁リストに載せましたとおり、しっかり締めた状態にしてから、炭酸製造を行ってください。開放弁カバーを締めることによって開放弁の運動が制御されるからです。

「昇圧が早い状態で開放弁作動圧に達した」
これは、急激な圧力上昇が、開放弁の弁を押しのけたことに起因します。
これについては、開放弁をできるだけ作動させないように工夫をしてください。例えば、「原料の量を減らす」、「水温を下げる」、「飲料側を頻繁にシェイクして圧力を下げる」といったことです。








泡が吹き出した

急な減圧による泡の拡大により、泡が器具外に吹き出すことがあります。
特に、純水(または水道水)以外の液体の場合、この現象が起こる確率が高くなります。
これを防ぐ方法は、厳禁リストでも記載されていますが、ボールバルブを急開放しないことです。ゆっくりバルブ開放し、泡の破裂消滅をしながら、減圧しましょう。








しょっぱい味がする。

重曹クエン酸が飲料に混入すると、飲料の味が台無しになります。
重曹・クエン酸・水側の溶液が、キリツボ本体を経由して、飲料側のボトルに到達しするとこの問題が発生します。 基本的に、溶液はボトル内に留まるように調節してください。キリツボ本体に到達した場合は、飲料側への混入を疑ってください。
もし、キリツボ本体に到達してしまったら、本体内部を水ですすいでください。




以上、困った状況と対処法を記述しました。もし、上記以外の困った状況がありましたら、ご連絡ください。











(*記載情報に間違いがある場合は、コメントを下さい。)



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2015年7月20日月曜日

トラブル集(ルールを守って使用してください。さもないと。。。)

この記事では、炭酸製造器キリツボを、間違った方法で使用した場合に、想定されるトラブルを列記しました。
(「超炭酸を20円で作れる炭酸製造器キリツボ」については、こちらをクリックしてください。


炭酸製造器キリツボを使用する際、ルールを守らなかった場合、重大な問題を引き起こす可能性があります。


以下のことは、しっかりお守りください。
ルールを守らなかったゆえに起こる問題については、責任を負いかねますのでご了承ください。


01.キリツボ本体の分解は厳禁!
02.「炭酸用(耐圧用)」ペットボトルを使用すること!
03.「故意に」負荷を加えないでください!
04.開放弁カバーをしっかり締めましょう!
05.KIRITSUBOを傾けて使用しない!
06.原料の投入量を守りましょう!
07.圧力解放は、基本的に、ゆっくりと!
08.高価な飲料を試す前に、水で練習しましょう!
09.器具や容器を直射日光にさらさないで!
10.器具や容器に傷をつけないで! 
11.飲料・クエン酸・重曹・水以外の原料使用は厳禁! 
12.ドライアイスの使用は厳禁!
13.熱湯を注がないこと!
14.冷凍庫に保管は厳禁!
15.火気厳禁!
16.二酸化炭素の直接吸引禁止!
17.キリツボ内部に重曹等液が侵入したら、洗浄!
18.密閉容器を常温で放置しないこと!
19.開放弁の機能を停止させる行為は厳禁!
20.塩素系洗剤を用いた洗浄は厳禁!
21.たわし、クレンザー、研磨剤を用いた研磨洗浄は厳禁!


(器具とはキリツボ本体のことをいいます。容器とはペットボトルのことをいいます。)



01.キリツボ本体の分解は厳禁!
加圧状態下で部品がキリツボ本体から外れ勢いよく飛ぶ恐れがあります。その結果、怪我もしくは家具等の破損につながる恐れがあります。
炭酸製造器キリツボは複数の部品から構成されております。出荷時、構成部品はお互いにネジでしっかり固定されているため、器具の使用中に部品が外れ、高速で飛び出すことはありません。しかし、分解された場合は、これを保証することはできません。
絶対に器具の分解はしないようにお願いいたします。

02.炭酸用(耐圧用」ペットボトルを使用すること
炭酸の製造中、ペットボトルが破裂する恐れがあります。

ペットボトルには様々な種類がありますが、炭酸製造に用いるものは「炭酸用(耐圧用」です。炭酸製造器の商品に含まれているペットボトルと同じ形状のものをお使いください。耐圧用ペットボトルは、耐圧強度に優れており、出荷直後の耐圧強度は約16気圧(1.6MPa)あります。炭酸製造器キリツボの使用範囲は6.5気圧までなので、耐圧用のものをお使いください。他の形状(例えば四角柱形のもの)のペットボトルは使用しないでください。

(後述しますが、耐圧用であっても、傷や凹みのあるペットボトルは使用しないでください。)

03.「故意に」負荷を加えないでください!
炭酸製作中に、器具が破損し、怪我、家具破損、および周囲汚損につながる恐れがあります。
ここでいう負荷とは、圧迫、曲げ、強打等で器具に損傷を与えることです。特に、炭酸製造器キリツボは横に長い形状(開放弁 ボールバルブ 開放弁の軸が長い)をしているため、構造上、「曲げの力」に弱いのです。 高強度のプラスチックを採用しているので、通常使用でかかる力は、問題ありません。しかし、故意に変形するまで力を加える行為は絶対にやめてください。

この写真は加工されています。実際に曲げたわけではありません。

04.開放弁カバーをしっかり締めておきましょう
開放弁の異常作動、水の噴射が起こり、周囲を汚す恐れがあります。

開放弁カバーを締めていない状態は、下の写真のように、開放弁がむき出しになっている状態を言います。

この状態で使用してはいけません。

写真の状態で、使用するのは厳禁です。必ず下の写真のように開放弁カバーを取り付けてください。

使用時は必ずこの状態にしてください。



開放弁むき出し状態で、開放弁を作動させると。。。
開放弁から、勢いよく、水が噴き出す恐れがあります。水しぶきは周囲約1mに広がることがあり、服、テーブルなどの汚損につながる恐れがあります。

開放弁カバーを使用する理由
理由は2つあります。1つは、開放弁の作動速度を制御し噴射量を減らすため2つ目は、噴射された水を内部に閉じ込めるためです。
噴射量の減少および水の閉じ込め効果により、開放弁作動時の周囲汚損を防ぐことができます。



05.キリツボを傾けて使用しないで下さい
開放弁の異常作動、飲料側へ重曹他の混入の恐れがあります。



炭酸作製時、キリツボを寝かしたり、逆さにすると、重曹側の水がキリツボ本体内部に到達することが考えられます。その結果、開放弁の異常作動(作動時における「気体放出量の過多」)や、飲料側への重曹水の混入につながる恐れがあります。
「気体放出量の過多」とは、開放弁作動後、弁が開きっぱなしになり内部気体の大損失、および水の噴射につながる現象を指します。(開放弁は、液体が直接接触しているとき、異常に作動してしまう性質があります)。異常作動の結果、2L近くのCO2一気に失われることがあります(この時圧力計は0.55MPa→0.35MPa)。
06.原料の投入量を守りましょう!
開放弁の異常作動、飲料側へ重曹他の混入の恐れがあります


クエン酸、重曹はスプーン1.5さじ(45cc」「水175cc」「飲料500ml」が製造時に投入できる最大量です。これらより多い原料の投入は基本的に、避けてください。
なぜなら、投入量を増やしすぎることによって、クエン酸・重曹・水の反応時、生じる泡の量が過多になり、泡がキリツボ本体の内部まで到達する恐れがあるためです。泡(液体)のキリツボ到達は、結果的に開放弁の異常作動、混入による苦味を生じます。
07.
圧力解放は、基本的に、ゆっくりと!
水もしくは飲料噴出により、周囲の汚損につながる恐れがあります。

炭酸製造過程の液体シェイク後において、これにより生じたについては、注意しなければなりません。なぜなら、圧力開放時に泡は「拡大成長」するからです。また、水よりも表面張力の小さい液体の場合、泡が破裂消滅するのに、多くの時間を要します。拡大成長した泡は、すぐに器具外部に達し、周囲を汚すことでしょう。
炭酸製造時、圧力開放は合計2回です。1回目は、クエン酸・重曹・水側のペットボトルの内圧を下げる時。2回目は、炭酸化された飲料の入ったペットボトルの内圧を下げる時です。
1回目においては、泡が拡大成長すると、泡の存在する場所はボトル内のみならず、キリツボ本体、ボールバルブ外に達し、吹き出ることが考えられます。圧力開放時、ボールバルブをすぐに全開にしてはいけません。半開程度に留め、泡の破裂に時間をかけてください(数秒)。泡はペットボトル内に留めるようにしてください。
2回目において、飲料が「水」の場合、泡はすぐに消滅するので、注意することはありません。しかし、他の飲料の場合は、注意が必要です。例えば、牛乳などは泡が発生しやすく、泡の破裂消滅に要する時間もとても長いため、ボールバルブの開閉をゆっくり行わなければなりません。そうしないと、キリツボ外に飲料が噴出し、周囲を汚す恐れがあります。



08.高価な飲料を試す前に、水で練習しましょう!
飲料側へ重曹他の混入で飲料が台無しになる恐れがあります。

キリツボの操作に慣れていないと、使用方法を誤り、失敗する恐れがあります。水道水で何度も練習して、キリツボの操作に慣れたあとにワイン等の高価な飲料にチャレンジしてください。

09.
器具や容器を直射日光にさらさないで!
プラスチックの劣化による耐圧力の減少、そして、使用中器具・容器の破損周囲汚損につながる恐れがあります。

一般的に、プラスチックは紫外線に弱いため、直射日光に曝されると劣化してしまいます。器具や容器の保管は必ず直射日光の当たらない場所にしてください。
また、劣化した器具・容器を使用すると、炭酸製造時の器具・容器の破損につながり、怪我や周囲汚損につながります。
10.器具や容器に傷をつけないで!
耐圧力の減少、器具・容器の破損および周囲汚損につながります。
器具・容器に、切り傷、凹み等の損傷を与える行為は厳禁です。
特にペットボトルは、わずかな切り傷でも大きな強度低下につながります。
カッターなどの鋭利な刃による切り傷、凹みによる変色が確認された場合直ちに使用をやめて破棄して、新しいものに替えてください。

傷や凹みの箇所は、耐圧強度が低下しております。
ゆえに、傷や凹みがある状態で、ペットボトルを加圧すると、その箇所周辺に数センチの割れ目が生じ、大きな音とともに内部の水・飲料・空気が噴出します。その結果、生じたクラックによって怪我をしたり、噴出した水・飲料によって周囲の汚損が生じる恐れがあります。

11.飲料、クエン酸、重曹、水以外の原料使用は厳禁!
器具・容器の耐圧力の減少につなり、器具・容器の破損につながる恐れがあります。

炭酸製造機キリツボは、基本的に飲料の炭酸化を目的に設計されたものです。化学に用いるような強酸や強塩基(強アルカリ性)に耐えられるような設計にはなっておりません。
(強酸とは例えば、硫酸、硝酸、塩酸のことをいいます。強塩基とは、例えば、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)、アンモニアのことをいいます。クエン酸は弱酸、重曹は弱塩基なので問題ありません
よって、クエン酸、重曹、水、飲料の使用は可、それ以外は厳禁とします。
不明な薬品を使用し、そしてそれが強酸や強塩基であった場合、深刻な問題を生じることになります。プラスチックはその薬品に侵食され、強度の大幅低下、破裂事故を招くことになります。



12.ドライアイスの使用は厳禁
器具・容器の耐圧強度低下、破損、周囲汚損の恐れがあります。

ドライアイスの温度は-79℃です。それに対してキリツボの使用温度範囲は、0℃50℃です。
器具・容器がドライアイスに触れると、器具・容器は劣化し、その結果、破損や内部液の噴出、周囲汚損や怪我を引き起こす恐れがあります。

13.熱湯を注がないこと!
器具・容器の強度低下を引き起こし、破損、周囲汚損の恐れがあります。

キリツボの使用温度範囲は、0℃50℃です。
50℃以上の熱湯に接触させないようにしてください。
破損や内部液の噴出、周囲汚損や怪我につながる恐れがあります。

14.冷凍庫の保管は厳禁!
器具・容器の強度低下、破損につながる恐れがあります。

以下の環境に器具・容器を置くことは基本的に器具・容器の耐圧強度低下につながるものとご理解ください。特に、「器具・容器が濡れている状態」で冷凍環境に置くと、器具・容器の損傷、耐圧強度の著しい低下を招く恐れがあります。これは、器具・容器内部の水の凍結により、拡大成長した氷が、器具を圧迫し損壊するからです。
15.火気厳禁!火に近づけないでください。
キリツボは燃えて、火事につながる恐れがあります。

キリツボの主な構成材質はポリアセタールというプラスチックです。ポリアセタールは難燃物質ではないため、火に近づけると燃えてしまいます。火の元からは遠ざけてください。

16.二酸化炭素の直接吸引禁止!
二酸化炭素中毒で、重大事故に至る恐れがあります。

キリツボにおいて、CO2の排出口になる場所は、キャップおよびボールバルブ周辺です。顔を近づけてCO2を直接吸引しないようにしてください。
二酸化炭素中毒で死亡事故につながる恐れがあります。

17.キリツボ内部に重曹クエン酸の液が侵入したら、洗浄!
そうしないと、飲料の味が損なわれる可能性があります。

キリツボに接続される左右のボトルは、キリツボ本体を経由して連結しています。ルールを守った扱いの上では、左右ボトル内の液はお互いを行き来することはないのですが、キリツボ本体に液が到達した場合は、混入問題が生じる恐れがあります。
飲料がクエン酸・重曹がわに混入するのは問題になりませんが、クエン酸・重曹側の液が飲料に混入すると、飲料の味を損なう結果になります。

クエン酸・重曹側の液がキリツボ内に到達したと気づいたら、早めに、キリツボ内を洗浄(キリツボ内を水で満たし、その水を捨てる)するようにしましょう。


18.密閉容器を常温で放置しないこと

炭酸製造器で製造した炭酸飲料をペットボトルに保存するときは、キャップを閉じたあとすぐに冷蔵庫に入れるようにしてください。なぜなら、二酸化炭素の溶解度は、水温によって大きく異なるからです。例えば、0の炭酸水をペットボトルに密閉させたあと、数十の環境に放置した場合、二酸化炭素の溶解度は大きく下がます。その結果、二酸化炭素が炭酸飲料から放出され、ペットボトルの内圧を上げることになります。最終的に、ペットボトルが破裂する恐れがあります。

19.開放弁の機能を停止させる行為は厳禁
器具・容器の破裂、大事故につながる恐れがあります。
開放弁の機能を停止させる行為は2つあります。
1つは、「開放弁本体」の可動箇所を接着剤または融着によって固定してしまうこと。

2つめは、「開放弁カバー」を装着する際、シールテープおよびシール剤でネジ間隙間を塞ぎ、完全密閉してしまうこと。

これらの行為により、0.55MPa(ゲージ圧)に達しても、開放弁は機能しません。そして、内圧は上昇をし続け、その結果、容器の破裂といった大事故を引き起こす可能性があります。


20.塩素系洗剤を用いた洗浄は厳禁!
塩素ガスの吸引による中毒、および死亡事故につながる恐れがあります。
塩素系洗剤(例えばキッチンハイター等)は、酸(塩酸、クエン酸)と化学反応を起こし、塩素ガスを発生します。そして、この塩素ガスは人体に有毒なものです。絶対に、酸性のものに近づけてはなりません。
炭酸製造器キリツボの炭酸製造では、クエン酸を使用します。器具を水で洗浄しても、洗浄しきれずに器具に付着している可能性はあります。
よって、安全性を確実にするため、塩素系洗剤を使用するのは避けてください。
「カビが生えてしまってどうしても、」という場合は、アルコール洗浄を試してください。


21.たわし、クレンザー、研磨剤を用いた研磨洗浄は厳禁!
器具、容器の強度低下を引き起こし、結果として、炭酸製造時に破損、周囲汚損につながる恐れがあります。


一般的に、「硬い物」と「柔らかい物」を擦り合わせると「柔らかい物」が削り取られます。
炭酸製造器キリツボの構成部品のほとんどが、プラスチック製です。そして、たわし等は一般的にプラスチックよりも硬いため、キリツボをたわしで擦るとキリツボの表面が削り取られてしまいます。

結果的に、器具や容器の強度低下を起こすため、器具使用時の破損、周囲汚損につながる恐れがあります。







(*記載情報に間違いがある場合は、コメントを下さい。)



以下のリンクも見てください。よろしくお願いします。

ものすご~く強い炭酸飲料を、しかも、20円以下で作る方法。(炭酸サーバー)

技術編(キリツボの構成部品、炭酸作成手順の詳細)











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